| 山陰労災病院の内科は、消化器、糖尿病・代謝、呼吸器、感染症、腎臓、循環器で構成されています。外来診療は5診で行い、消化器、呼吸器、循環器は毎日、糖尿病は週3回の外来診療です。同一スペースを区切った診察ブースのため、専門外の合併症をもつ症例についての処置、治療方針などにも即座に対応できます。日勤帯の急患対応は各科より交代で担当していますが、急患のみならず疑問のある症例については、専門の科が協力して診療にあたる態勢ができています。入院病棟でも内科として同じ病棟で診療していますので、専門性を越えて迅速に対応できる連携の良さが特徴となっています。 |
| 消化器内科の紹介 |
 |
| 特 徴 |
- 当科では、消化管、肝臓、胆嚢、胆道、膵臓疾患を中心に診療しています。スタッフはそれぞれ内科学会、消化器病学会、消化器内視鏡学会、消化器がん検診学会、肝臓学会の評議員、指導医、専門医、認定医の資格を持ち、各学会の指導施設、認定施設ないしは教育病院となっています。
- モットーは疾患の早期診断、早期治療はもとより、時には患者様に合わせたペースでの診療であり、チームワーク良く協力しながら、週2回(毎週火曜日、木曜日の午前7時から)の早期カンファレンスを軸に検査や治療に当たっています。そして、放射線科および外科と毎週水曜日、午前7時30分から合同カンファレンスを定期的に開き、手術前検討会,手術後検討会,悩んでいる症例検討会をおこない,全ては患者様のためにと,お互いが切磋琢磨しています。
- また,学会活動、研修医教育などにも力を入れており、H22年度の発表論文数は2編、学会および研究会発表数は30件でした。H23年度はさらにそれを上回る実績を上げており、第106回日本消化器内視鏡学会中国地方会において当科で研修中の江原由布子医師が初期研修医奨励賞を受けました。
|
このページのトップへ |
| 取り扱っている主要な疾患 |
- 早期消化管癌の画像診断と内視鏡的治療
- 胆道および膵臓疾患の画像診断と内視鏡的処置
- C型およびB型ウイルス性肝疾患に対するインターフェロンおよび核酸誘導体製剤による治療
- 腹部超音波、CT、MRI、血管造影手技を用いた肝臓がんの早期診断と治療
- 消化器系がんに対する化学療法
- 消化器系救急疾患に対して、何時でも検査、治療の出来る態勢
|
| 当科の実績 |
| 消化管および胆膵系診療体制 |
- 指導医3名、専門医5名
- 消化管内視鏡機器はすべてハイビジョン対応
- 経鼻内視鏡も完備PEG(内視鏡的胃瘻造設)における各施設や家族との術後の長期的なfollow-up体制の確立
|
| 消化管内視鏡検査件数と治療数 |
| 消化管内視鏡検査件数 |
H18年度
(2006) |
H20年度
(2008) |
H21年度
(2009) |
H22年度
(2010) |
| 上部消化管内視鏡検査 |
5,471 |
4,808 |
5,137 |
5,420 |
| 下部消化管内視鏡検査 |
1,389 |
1,323 |
1,402 |
1,381 |
| ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影) |
126 |
146 |
168 |
120 |
| EUS(内視鏡的超音波検査) |
30 |
27 |
20 |
36 |
|
| 消化管内視鏡による治療件数 |
H18年度
(2006) |
H20年度
(2008) |
H21年度
(2009) |
H22年度
(2010) |
| 上部消化管の早期癌(adenomaを含む)に対するEMR、ESD |
49 |
30 |
26 |
44 |
| 食道静脈瘤に対する内視鏡的治療* |
67 |
48 |
20 |
12 |
| 下部消化管のポリープに対する切除術 |
205 |
234 |
201 |
215 |
| 上部および下部消化管の早期癌に対するEMR、ESD |
49 |
14 |
23 |
43 |
| 消化管出血性病変に対する内視鏡的止血術 |
72 |
74 |
58 |
62 |
| 内視鏡的十二指腸乳頭括約筋切開術(EST) |
33 |
22 |
46 |
43 |
| 内視鏡的胆道ステント挿入術 |
|
10 |
20 |
7 |
| 内視鏡的胃瘻造設術 (PEG) |
82 |
150 |
68 |
68 |
|
EMR:内視鏡的粘膜切除術
ESD:内視鏡的粘膜下剥離術
*:内視鏡的食道静脈瘤硬化療法,内視鏡的食道静脈瘤結紮術 |
PEGにおける特記すべき事項
近年急速に増加したPEGは合併症を多く発症する治療法です。その為、術前、術後は内視鏡指導医と内視鏡検査技師の資格を有する看護師が綿密に回診して、合併症の予防に十分な注意を計っています。平成20年度の実績では、術後の回診時における造設創部の洗浄による清潔処置により、合併症の発生はほとんど経験していません。また、院外活動でも講演会などを通じて、積極的に啓蒙に努めています。 |
| 消化管癌に対する化学療法実績 |
| 近年、消化管癌に対する化学療法の効果は、目を見張るものがあります。当院では、外来に化学療法治療室を整備しており、多くの進行癌患者様が外来で化学療法を受けておられます。H14/01からH23/03までの患者数は以下の通りです。 |
| H14/01からH23/03 |
| 胃癌 |
108 |
| 食道癌 |
32 |
| 大腸癌 |
18 |
| 膵癌 |
10 |
| 胆道癌 |
28 |
| 胆嚢癌 |
19 |
|
|
| 肝疾患診療体制 |
肝細胞癌、胆管細胞癌、またそれ以外の肝悪性腫瘍については、外科および放射線科と緊密な連携をとって、集学的治療を行っております。また、肝細胞癌治療後の癌再発抑制のため基礎疾患に対するインターフェロン治療を積極的に導入しています。C型ウイル性肝炎に対するインターフェロン治療数,およびB型ウイルス性肝炎に対する核酸アナログ製剤導入数は,鳥取県内の病院の中では1,2の多さを誇っており,治療実績に伴う治療方法の巧みさを各医師が身につけています。
その他,PBC,PSC,アルコール性肝障害など多くの疾患を診察,治療するスキルがあります.特に,PSCに対しては胆汁分析を通して新しい知見を発表しています。 |
| 肝疾患に対する治療実績 |
| C型慢性肝炎の治療 |
H18年度
(2006) |
H20年度
(2008) |
H21年度
(2009) |
H22年度
(2010) |
| 治療総数 |
285 |
316 |
356 |
377 |
・効果判定可能な従来型
インターフェロン治療例 |
257
(著効67) |
257
(著効67) |
257
(著効67) |
258
(著効68) |
・効果判定可能な
ペグインターフェロン+リバビリン併用例 |
28
(著効13) |
59
(著効27) |
99
(著効45) |
119
(著効57) |
|
| B型慢性肝炎の治療 |
H20年度
(2008) |
H21年度
(2009) |
H22年度
(2010) |
| ・インターフェロン(24週間) |
15
(著効5,有効7) |
2
(著効0,有効2) |
1
(著効0,有効1) |
|
| B型慢性肝炎および肝硬変の治療 |
H18年度
(2006) |
H20年度
(2008) |
H21年度
(2009) |
H22年度
(2010) |
| 治療総数 |
99 |
117 |
128 |
137 |
| 治療法の内訳 |
| ・ラミブジン |
67 |
48 |
50 |
48 |
| ・ラミブジン+アデフォビル併用 |
15 |
19 |
19 |
21 |
| ・アデフォビルピボキシル |
0 |
0 |
0 |
0 |
| ・エンテカビル |
17 |
50 |
59 |
68 |
| 治療成績 |
| ・HBV-DNR低下率 |
87% |
78% |
84% |
86% |
| ・HBs抗原消失例 |
|
2 |
2 |
2 |
|
| 肝細胞癌の治療 |
H19年度
(2007) |
H20年度
(2008) |
H21年度
(2009) |
H22年度
(2010) |
| 治療総数 |
66 |
58 |
新規33
継続30 |
新規26
継続54 |
| 治療成績(5年生存率) |
62% |
62% |
|
|
| 治療の内訳 |
|
| ・外科的切除 |
|
10 |
13 |
11 |
| ・ラジオ波焼灼療法(RFA)(回数) |
55 |
31 |
14 |
13 |
・肝腫瘍動脈塞栓化学療法(TACE)
(回数) |
|
90 |
70 |
58 |
|
| 上記のように、肝細胞癌、あるいは胆管細胞癌については、外科および放射線科と緊密な連携をとって、集学的治療を行っており、また、治療後の再発抑制のため基礎疾患に対するインターフェロン治療を積極的に導入しています。 |
このページのトップへ |
| 診療日 |
|
月曜日
|
火曜日
|
水曜日
|
木曜日
|
金曜日
|
|
2診
|
古城治彦
(消化)
|
-
|
-
|
- |
- |
|
3診
|
岸本幸廣
(肝臓)
|
神戸貴雅
(消化)
|
岸本幸廣
(肝臓)
|
向山智之
(消化)
|
神戸貴雅
(消化)
|
|
5診
|
-
|
西向栄治
(肝臓)
|
角田宏明
(消化)
|
謝花典子
(消化)
|
西向栄治
(肝臓)
|
|
| スタッフ紹介 |
|
|
|
|
このページのトップへ |
|